コラム

2019.06.05
案件開拓 税金対策・確定申告 開業準備
更新日:2019.06.05
著者:T.O.(案件サーチ利用フリーランス)
案件開拓 税金対策・確定申告 開業準備
独立から、初めての確定申告までのいろいろ
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まず始めに筆者の略歴を書いておきますと、最初の会社で、給与計算や社会保険等の人事業務を5年ほど担当したのちに転職し、
以来10数年に渡り人事システム導入コンサルタントを経験(数年前に会社を退職後、フリーランスとして活動)しています。

今回は、まだそれほど時間の経っていないうちに自身の記録も兼ねて、初めての確定申告までやった色々な個人事業主としての
実務について書いてみたいと思います。

退職~新規案件への参画まで

(1)営業(受注)と契約

まずは案件がなければ、話は始まりません。
ヒューマン・コネクト社を含め、過去のプロジェクトでお世話になり、繋がりのあった方々のご協力で案件をご紹介頂き、契約することが出来ました。

#契約締結では、最初の会社で多少の営業経験もあり、そこで契約手続き等の経験があったのが役立ちました。

(2)健康保険・厚生年金手続き

退職に伴い健康保険・厚生年金は「喪失」しますので、会社から退職関連書類を受領後、健康保険は退職前の会社の健保組合に任意継続手続き、厚生年金は役所で国民年金の加入手続きをしました。

(3)マイナンバーカード取得

すぐに必要になる予定はありませんでしたが、確定申告等の電子申告で利用しようと考えていたため、役所での手続き等が必要になることもあり、新規案件参画までで時間の取れるタイミングで早めに取得しました。

(4)経費等の処理方法検討

「個人事業主」向けの本を購入し、その他フリーの諸先輩からのアドバイスなども含め、
・青色申告する
・家族を専従者とする
・月次の経費等はExcel管理して、確定申告前の申告書類を作成する(クラウドサービスを利用)
などの経費がらみの処理をどのようにするかについての方向性を決めました。

銀行口座の準備も必要なことになるかと思いますが、こちらは以前作ったものの休眠状態となっていた口座があったので、その口座を活用することとしました。

案件参画後

(5)開業届・青色申告・専従者給与(税務署)、事業申告(都税事務所)

申告フォーマットはネットでダウンロード出来ますので、事前に準備をして書類を提出しました。

#税務署・都税事務所とも自宅からそれほど遠くない場所にあったので、出社前に立ち寄り手続き出来ましたが、
#案件参画前に行っておくべきでした。

(6)メールアドレス(ドメイン)取得

事業用のメールアドレスは独自ドメインがよいと考え、ドメイン取得し、メールアドレスを作りました。

#最初の案件参画前は、やむなく個人メールを使用していましたが、途中で変更をお願いする必要などもあり、
#早めに準備しておけばよかったです。

ちなみに携帯電話は、仕事で関係ある皆さんと個人携帯で繋がっていたこともあり、そのまま流用しています。

(7)専従者給与処理

本来の給与処理というと手間のかかるものですが、1名で固定額支給するのみなので、ササっと終ってしまいます。
毎月固定日に支払うのを忘れないようにしないとですが。

(8)請求処理

契約の取り決めに従って、請求書を発行。ヒューマンコネクトさんでもそうですが、フォーマットは用意いただけることが多いので、準備が必要なことなどは特にありませんでした。

(9)確定拠出年金(DC)のiDeCoへの切り替え

退職前の会社で企業型のDCを導入していたため、iDeCoへの切り替え(iDeCoへの加入と移換手続き)を行いました。
こちらは、金融機関から移換に必要な書類が届くまで、退職後2か月程度とのことでしたので、それまでに新たに加入するiDeCoの資料などを取り寄せ、手続き準備をしていました。

#入るんであれば少しでも早く入って、確定申告時の控除額が多くなるようにしたいものですが、待っている時間が長かったです…

この後、年末までは請求処理等、月次の処理のみ実行します。

年末~確定申告まで

(10)年末調整

年末になると給与支給に合わせて、年末調整が必要になります。
必要な書類を揃えて年末調整して源泉徴収票を作るなど、給与処理ほどササっというわけには行きませんが、国税庁サイトで必要な書類はPDFでダウンロードし、入力・保存まで可能なので、それで済ませてしまいました。

(11)源泉徴収票の送付(E-Tax)

年末調整結果(源泉徴収票)を、翌年1月に税務署・市役所に送付するというものです。
マイナンバーカードは取得済みでしたので、まずはICカードリーダの購入。あとは必要なソフトのインストールを行って、入力・送信するのみです。

#ソフトのインストールまでの事前準備にはそこそこの時間が必要で、送信受付時間が24時までとかの制約もあって
#帰宅後の限られた時間で対応するためには、最初は早めに作業着手しないと間に合わないです。

(12)確定申告(クラウドサービス契約と申告書作成)

最後、確定申告です。クラウドサービスを契約し、申告用のデータ入力から申告書の作成まで、初めてのやることばかりでしたので、分からないことを都度調べてで、なかなか大変でしたが、何とかやり切りました。

源泉徴収票の送付のためにE-Tax利用の準備は出来ていたので、確定申告時は申告データをインポートして、送信。
以上で、完了です。

以上が初年度にやった個人事業主としての実務になりますが、今後新たにフリーランスとなる方の参考になればと思います。ありがとうございました。